全国の市民ランナーにインタビューし、マラソンの楽しいところ、練習を続ける創意工夫、生活の変化をお伺いして、これから走ろうと思っている人、マラソンを始めたばかりの人のために走ることの魅力を広げていくための企画です!
第一回は、京都に在住の市民ランナー東様にお話しをお伺いしました!東様は、走り始めて一年になったそうで、この一年でマラソンを通じて感じたこと、体験したことをたくさん聞いてきました
東さんの挑戦:走る楽しさと新たな自分の発見
今回、京都在住の市民ランナー東さんにお話を伺いました。 意外なことに東さんは、走るのが昔から好きだったというわけではありません。それどころか、マラソンの授業をサボるほど苦手だった話します。どちらかというと街中のランナーを応援したいという気持ちから、マラソン大会のボランティア活動に参加するほど「走る人を応援する」ことが大好きだったそうです。
転機が訪れたのはある取引先の方との出会いでした。その方は40代後半からランニングをはじめ、フルマラソンを完走するまでになったそうです。その姿に触発された東さんは、 「私も挑戦してみよう」と決意。 昨年11月から少しずつランニングを始めました。
最初はわずか1キロでも筋肉痛に悩まされる日々でしたが、少しずつ距離を伸ばしていき、現在は12キロを走れるまでに成長したといいます。
そんな東さんが12月に「宝塚ハーフマラソン」にエントリー! 普段は5キロや10キロを走ることが多いですが、今回はなんと16キロへの挑戦です。 大会の制限時間は2時間。最近はタイムも徐々に縮まってきており、最初は3キロ27分だったものが、今では1キロ6分12秒で走れるようになったとのこと。目標に向かって一歩一歩努力を続ける東さんの姿は、まさに挑戦です!
生活の変化と家族とのつながり
市民ランナーとして日々成長を続ける東さんは、ランニングを始めたことで生活に大きな変化があったと語ります。 東さんにとって走ることは、ただの運動ではなく、心身の成長や生活全体に良い影響を考える大切な時間になっているそうです。
「走りはじめてから、いろんなことに真剣に向き合う姿勢が身につきました」と東さん。 ひたすら走る「諦めない精神」が培われ、以前よりも時間を有効に使えるようになり、特に早起きや1日のスケジュール管理に対しての意識が高まり、「24時間をどう有効に使うか意識するようになりました」と話します。
しかし、東さんの日々のランニング時間は固定されているわけではありません。家族の生活を第一に考え、娘さんの帰宅のお迎えや送迎のタイミングなどの合間に走ることでランニングの時間も柔軟に調整しています。
時々娘さんも一緒に走ることがあり、親子でランニングを楽しむ瞬間もあるとか。 東さんは「将来的には娘と一緒に大会に出られたら」と願っていますが、今年は。「娘の好きなスタエン(旧ジャニーズ)ジュニアの子の舞台決まっちゃって…。」
確かに、ジュニアの子の舞台は私も大事だと思います…!!
しかし、「来年こそは一緒に走りたいですね!」と希望を持ち、楽しみにしています。
ずっと走り続けて「諦めない心」と「時間の大切さ」を得た東さん。 家族と共に共有するその時間が、彼女のランナーとしての成長をさらに後押ししているようです。
目標を見つけて楽しく成長!市民ランナー東さんのランニング哲学
東さんは、ただ走るだけでなく、ランニングを工夫して楽しむことを大切にしています。
かつては「大股で走ることがスピードに繋がる」と考えていた東さんですが、膝や股関節に痛みを感じるようになり、「体に優しい小さな刻みな走り方、ちょこちょこ走り」に移行しました。これにより膝や股関節の痛みも軽減され、タイムも少しずつ縮んできているのだとか。
さらに、周囲の人からインスピレーションを受ける工夫をしているといいます。近所で「速そうな人」をみつけたらその人の走りを観察してとりあえず真似して後ろを走る!!
さらに、東さんは「目標となる存在」を見つけることで、楽しみながらトレーニングを続けています。 ある日、いつも通り走っていた東さん。そこに通りがかった高校生の自転車を「追いかける」という、ユニークなトレーニング方法を取り入れ、普段より速いペースで走り「そのときだけ1キロ3分台で走れて、びっくりしました!」のだそう。
前を行く存在がいると自然とペースが上がり、やる気も湧いてきます。と話す東さんの表情からは、楽しさを感じられました。
目標を見つけて一歩ずつ成長していく姿勢が、東さんのランニング生活をより一層楽しいものにしているようです。
次回の後編では、東さんの「マラソンの新たな目標」や、「彼女を支える日々のモチベーション」についてさらに深くお聞きします。 どうぞお楽しみに!