終わりなき挑戦と広がるラン仲間の輪
岡山マラソンを走り終え、次の目標をどうしようかと悩む中で、「勢いで」高知龍馬マラソンに申し込んでしまったというエピソードからお話が始まりました。これからの挑戦を伺うと、将来的には100キロマラソン完走を視野に入れているそうです。ただ、その第一歩として、まずは「マラニック」(マラソン+ピクニック)の100キロに挑戦したいと話していただきました。
実は、70キロの歴史街道マラニックにはすでに3回ほど参加した経験があり、約11時間をかけて美しい景色を堪能しながら、楽しんだそうです。「ゆるい大会もあるんですよ」と語るその笑顔に、走る楽しさの多様性を感じました。時間内にゴールできればOK、途中の休憩も自由。そんな柔軟なスタイルだからこそ、気負うことなく新しい挑戦ができる魅力があるのでしょう。
さらに、ランニングクラブでの仲間たちとの交流も挑戦の幅を広げています。登山やトレイルランニングにも取り組み、自然の中で体を動かす新たな楽しみを発見しているとのことです。中には60代で自己ベストを更新する人や、サブ3.5を目指して真剣に取り組む仲間もおり、そんな熱意ある仲間たちと共に切磋琢磨しているのだとか。
「走れるだけ走りたい」という言葉には、挑戦する心がいつまでも衰えない情熱がにじみ出ています。そして、ランニングで得た健康的な体と姿勢は周りからも評判だそうです。「ただの年齢相応のおじさんにはなりたくない」とおっしゃっていました。
そんな坪井さんの挑戦を、これからも応援したい気持ちでいっぱいです!
距離の誤差も思い出に。知らない人との絆が生まれる長距離ラン
長距離ランニングでは、フルマラソンとは少し違った楽しみ方があるようです。その中でも印象に残っているエピソードとして、70キロのマラニックでの経験を語ってくださいました。
長距離を走ると、どうしてもペースがそれぞれ異なり、仲間と一緒に走ることが難しくなってしまいます。しかし、50キロを越えたあたりからは坂道も増え、走るのが辛くなり、自然と歩き出すことに。そんな時、周りの知らないランナーたちと「大変ですね」「頑張りましょう」と声を掛け合いながら進む中で、思いがけず交流が生まれるそうです。
「フルマラソンだとみんな時間との戦いで、話す余裕がないんですけど、長距離の大会では時間がゆったりしているので、気軽に話せるんですよ」とのこと。知らないランナー同士でも助け合い、ゴールを目指していく姿には、ランニングが持つコミュニティの魅力が表れていますね。
特に記憶に残るのは、歴史街道マラニックでの出来事。コースは「70キロ」とされているものの、実際に走ると「72キロくらいある」なんて言われたりもして、その“誤差”も一つの笑い話に。走りながら「こんな距離聞いてない!」と驚くこともありますが、「それも含めて楽しんでます」と笑顔で話してくださいました。
走ることは辛さもありますが、それ以上に「ランナー同士の絆が広がるのが楽しい」と語る様子が印象的でした。長距離ランならではの余裕が生む交流、そしてその中での出会いが、ランニングを続けるモチベーションにもなっているようです。
次のマラニックでは、どんなエピソードが生まれるのでしょうか。距離の誤差も含めて(笑)楽しみがたくさん詰まった大会になりそうですね。
坪井さんが語るランニングの魅力:成長と仲間との絆で充実した日々を送る
坪井さんは、ランニングの楽しさを「成長していく楽しさ」と表現しています。最初はタイムが伸びずに気持ちがへこんでしまうこともありますが、徐々に成長を実感できることに大きな喜びを感じています。練習を重ねることで、気持ちが高揚し、体力がついていくことがランニングの魅力だと言います。特に、1年から1年半ほど続けることで、練習を楽しむことができるようになり、それがモチベーションに繋がっています。
さらに、ランニングを通じて日常生活にも前向きな変化を感じている坪井さんは、「50歳を過ぎると体力が落ちると言われがちですが、ランニングを始めてから逆に元気を取り戻し、今が一番元気だと思える瞬間が増えました」と振り返ります。以前は疲れやすかった体も、ランニングを始めてからは余裕を持って他のことにも取り組めるようになり、体力面でも精神面でも充実した日々を送っているとのことです。
坪井さんにとって、ランニングの楽しさは仲間との支え合いにもあります。「仲間がいないともう走れない」と話す坪井さんは、目標となる人と一緒に走ることで自分を追い込むことができ、諦めずに前進する力をもらっています。ランニングクラブでの練習では、仲間同士で情報交換をし、楽しみながら一緒に走ることが大きな喜びになっているようです。「走ること自体も楽しいが、仲間との時間が何より大切」と話す坪井さんの言葉からは、ランニングが運動だけでなく、仲間との絆を深める貴重な時間であることが伝わってきます。
元々はテニスをしていた坪井さんは、その頃の写真を見返すと「顔がパンパンだった」と笑いながら振り返ります。「テニスしていた頃はぶよぶよしていましたが、ランニングを始めてから体が変わり、見た目にも変化がありました」と語る坪井さん。ランニングを始めてからは体力がつき、今では健康維持に欠かせない日課となり、充実した毎日を送っています。
ランニングを通じて、坪井さんは自己成長を実感し、体力も向上させ、前向きな気持ちを持つことができています。仲間との絆を深めながら走るその姿勢は、ランニングがもたらす力を改めて感じさせてくれるものであり、坪井さんにとってランニングは単なる運動ではなく、人生をより豊かにする大切な時間となっているのです。
以上第二回市民ランナーリレーインタビュー後編をお届けいたしました!
また、次回もお楽しみに